2012年07月17日

快適!ネットブックライフ!(SSDの寿命予測 SSDlife Free,CrystalDiskInfoを試す)

SSD化をして、約1年半経ったころ、気になるのはその寿命。HDDやSSDには、S.M.A.R.T.と言われる各種の統計情報が記録されており、これから大体の寿命予測を行うことができます。
そこで今回は、S.M.A.R.T.情報によるSSDの寿命予測の考察とデフラグによる影響を(とても簡易ですが)調べてみました。

今回のポイント
 1.HDDやSSDには、S.M.A.R.T.と言われる各種統計情報が記録されており、寿命予測ができる。
 2.Defragを実施すると、今回のテストでは、0.04%(2/5000)程度、寿命を縮めていると推測できる。
 3.ウェアレベリング回数が5,000回に達すると書き込み制限がかかるという情報もあり、本当かは不明。
 ※ S.M.A.R.T.の情報はあくまでも統計情報による予測!突然死だってあります。大切な情報は日頃からバックアップしましょう。



1.SSDlife Free および CrystalDiskInfo を使ってみる

HDDやSSDには、その装置内部にS.M.A.R.T.と呼ばれる各種統計情報を記録しています。
S.M.A.R.T.については、下記のページなどを参考にしてください。
参考:S.M.A.R.T.【Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology】(IT用語辞典 e-Words)


● SSD Life Free を使ってSDDの寿命を確認

まずは、SSD Life Freeをダウンロードして、インストール、実行してみます。

※ 下記のページの右側にある[SSD Lite Free]をたどりダウンロード、手順にしたがってインストールできます。
http://www.ssd-life.jp/

私のマシンで実行した結果が下記になります。

00_SSDLife.png

これによると、SSDの寿命予測は9年1ヶ月後の 2021年8月14日と計算されています。
あと9年ですか、結構長持ちしそうですね。


● CristalDiskInfo を使ってS.M.A.R.T.情報を確認

次に、CristalDiskInfoでは、S.M.A.R.T.の情報を確認します。

※ 下記のページから"CrystalDiskInfo 5.0.0 [2012/06/16] のインストーラー版 [7…]"を選択、ダウンロード、手順にしたがってインストールできます。

http://crystalmark.info/download/index.html#CrystalDiskInfo

実行すると次の画面が表示されます。

01_CrystalDiskInfo_init.png

内容を確認する前に、まず、次の手順で生の値を10進表示しておきましょう。
メニューから「機能(U)」→「上級者向け機能(F)」→「生の値」→「10[DEC]」を選択します。

02_CrystalDiskInfo_Set10[DEC].png

生の値を10進で表示した結果が下記になります。

03_CrystalDiskInfo_FirstFull.png

ここで、注目する数値は、「AD ウェアレベリング回数」と「CA 残り寿命」です。
ウェアレベリングについての詳しい説明については、下記やその他解説ページをご参照ください。

ウェアレベリング - Wikipedia

つまりウェアレベリングとは、書き込みが同じ場所に集中しないようにする技術のことです。
皆さんご存知のように、SSDなどのフラッシュメモリは、その原理から書き込みにより少しづつ記録素子を傷つけてしまいます。
そのため、ある程度の回数書き込みを行えば確実に寿命が来るものです。
そのため、同じ場所に書き込みが集中してしまうとそこからだめになり、寿命が短くなってしまいます。
それを避けるためウェアレベリングと呼ばれる処理で、SSD装置内で書くブロックの配置を変えるなどの方法で書き込み回数が全体的に平滑化させることを行なっています。

現在、
・ウェアレベリング回数 790
・残り寿命 85
となっています。

ここで、「AD ウェアレベリング回数」と「CA 残り寿命」には相関があります。

 残り寿命 = (1-ウェアレベリング回数/5000)✕100

このSSD装置ではウェアレベリング回数5,000回を寿命として設定しているようです。


2.デフラグによる影響

さて、前回、デフラグでプチフリの症状が良くなったことを記述しました。(今ひとつ納得出来ないのですが・・・)
では、デフラグによりどの程度、ウェアレベリングの値が増加するのか、Defragglerでどの程度ウェアレベリング回数が増加するかを見てみました。その結果が下記になります。

04_CrystalDiskInfo_AfterDefrag.png

・ウェアレベリング回数 792

ウェアレベリングの回数が2だけ増えました。
これは、単純にデフラグだけの影響とは言えないかもしれませんが、まあ、ウェアレベリングの回数は確実に増える(=寿命を減らしている)ということだけは確認できました。
ただ、SSDの寿命をウェアレベリング回数=5,000回とした時、2/5000=0.04%程度の寿命を縮めている、ということができるでしょう。

上記、0.04%という数値、大きいと見るかは議論があると思います。
ただ、
SSDで、不用なデフラグはしないほうが良い
ということだけは言えるでしょう。

なおその後、普通に約10時間ほど使った時の結果が下記になります。

05_CrystalDiskInfo_After10hoursLater.png

・ウェアレベリング回数 794

さっきより、ウェアレベリング回数が2ほど増えています。
これから、デフラグ1回は約10時間分の寿命を使う、ともいえますね。
※ あまりに観測データが少ないので、数値はさほど正確ではありません。ご了承ください。


3.気になる情報

気になる情報として、SSDで「残り寿命」が0になると書き込み制限がかかり、読み出し専用としてしか機能しない、との情報がSSDLifeのFAQのページ(http://www.ssd-life.jp/support/faq.html)に記載されています。

S.M.A.R.T.の「残り寿命」が0という数値ですが、ウェアレベリング回数が5,000回に達した際の数値です。
ただし、メーカーにより、ウェアレベリング回数の上限値は異なるかもしれません。

このROM化されてしまう情報については他のWebサイトでも記載がありました。

これは、寿命を設定してそろそろ危なそうという頃に、破壊が発生してファイルにアクセスできなくなる前にROM化することで、最悪の情報消失を防ぐ処置だと考えられます。

ただ、一般的な多くのSSDにこの仕様が実装されているのか、一部のメーカー製にとどまるのか、など調査不足で、本当のところ、この情報がどこまでかは私にはわかっておりません。
(製造メーカーが情報を開示していそうですが・・・ご存知のかた、情報をいただければ幸いです。他力本願ですみません。)


4.最後に

ウェアレベリングですが、それほど完璧に更新処理を各ブロックに平滑化できているとは思えません。

先に記載したSSD LifeのFAQページに、あるメーカーのファームでは、SSDの寿命を当初はウェアレベリング回数を10,000回として設定していたものを、5,000回に変更したとの記載があります。
完全な当て推量となりますが、一般的にMLCタイプのSSDの寿命は1万回程度の書き込み回数との記載が多く見られるように、メーカーでは当初はウェアレベリング回数を10,000回と設定していたが、その後、ウェアレベリング回数をはるかに超えた書き込みブロックが多数発生し、SSDの寿命をウェアレベリング回数5,000回に変更したのではないか、ということがうかがえます。

ベースは確率論と推測できるため、メーカー側がどの程度の有意水準で見ているかによって変わってくるはずですが、使い方によっては寿命よりも早く壊れるものもあるはずです。
そのため、必要なファイルについては、S.M.A.R.T.の「残り寿命」予測に関係なくバックアップをしておきましょう。
posted by エンタ at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 快適!ネットブックライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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