2010年11月20日

多読 年間100冊読了への挑戦(哲学的な何か、あと科学とか)

『哲学的な何か、あと科学とか』 飲茶/著

この本は、実に面白い。
今年読んだ本でもっとも面白い。
しかし、かなり危険な本でもある。
注意が必要だ。

この本は、科学に関する本である。
しかし、哲学の本でもある。
著者は、「この本は哲学の本だ」というかもしれないが。

アインシュタインの登場と量子力学の誕生依頼、科学の分野、特に物理学の分野は、哲学と融合したかの如くの歩みを見せている。
この本で、科学と哲学は表裏一体であることを改めて思い知らされた。

「哲学と宗教には気をつけろ!」 おやじの口癖だ。(ウソです)

学生のころ、私は量子力学をとことん嫌った。
アインシュタインよろしく、私も「神はサイコロを振らない」と強く信じる信者のひとりだ。
そのため、量子力学には反対の態度を取ってきた。
量子力学をはじめ、電磁波工学、物性工学といったシュレディンガーの波動方程式が出てくる教科には、とことん反抗的な態度を取ってきた。

なんといってもあの記号、波動方程式を表すハミルトニアン、なんともいやらしさを感じる。
物理学には実に似つかわしくない。

ということで、量子力学にとことん反抗的であった私は、成績表という形で仕返しを受けるはめとなったのだが・・・。
※ 誰ですか?単に、頭が悪かっただけだろ、なんてことをいう人は。

本題に戻そう。

この本には、数式らしいものは一切載っていない、にもかかわらず、読みきるのに10日を要した。
それは、理解出来ない部分はページを戻って読みなおしたり、考えすぎて頭脳がホットになったときは頭を冷やしてから読み進んだりしたためである。
並行して別な本も読んでいたのだが、この本を読み切る間に、1冊半も読めてしまった。

なんといってもこの本でもっとも面白かったのは、「3章 量子力学とは」である。
これを読めば、量子力学が如何にヘンテコな学問であるか、わかるであろう。
実験結果を都合よく説明するために、事実としては到底考えられない説明をしているように思えてならない。
すなわち、例えば手品師が何も無いところからボールを出したのをみて、この人には何も無いところからボールを発生させる能力がある、といっているに等しい。
まともな判断力をもった者であれば、量子力学は信頼できない、というハズである。

この本を読むまで、私は知らなかった。
シュレディンガー量子力学の考え方が嫌いで、こんなへんてこな科学に関わったことを後悔して物理学者をやめたということを。
また、物理学の世界から去るときに、量子力学をけなすため考えた思考実験が「シュレディンガーの猫」であったということを。

シュレディンガー、おぉ同士!!! と叫びたい!

あれほど嫌っていたシュレディンガーの波動方程式、親しみを覚えてしまうではないか。
学生時代にこの本があれば、もう少し量子力学に対する興味、理解も変わったかもしれない。

そして、「第5章 もっと哲学的ななにか」では、ドラえもんのどこでもドアの恐怖が書かれている。
怖い、夢にでてきそうだ。
昔、プレステージという映画を見たが、これを思い出す。

また、脳半分人間
もとに戻せることならば、私も一度脳幹を切ってみたいものだ。
どのような世界観になるのか味わってみたい。

・・・こういったことを考え始めると、夜も眠れなくなる。
仕事も手につかなくなる。
家庭の崩壊につながる危険な本である。

(本日までの記録:今月5冊 合計47冊)
posted by エンタ at 08:30| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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